
心電図CAMPを受講した看護師のたかこさんに、けいたがお話を聞きました。透析クリニックで長く働くベテランの看護師さんです。周りに聞ける人がいない環境で、本もセミナーも身につかなかった。そこからどう変わったのかを、会話形式でまとめます。
透析の患者さんは、心臓に負担を抱えている
けいた:まずは自己紹介をお願いします。
たかこさん:看護師をしています。30年ほどになります。最初の2年は病院の手術室にいて、そのあと透析室に入り、透析クリニックで働いて28年になります。腹膜透析や移植の患者さんも担当してきました。
けいた:透析クリニックでは、心電図にどれくらい触れていますか。
たかこさん:透析の患者さんは、まず高血圧の方が多いです。そこから心肥大になって、心臓が悪い方がほとんどです。どれくらい負荷をかけていいのかが分からない、というのが大きな問題でした。
けいた:1日にどれくらい心電図を取りますか。
たかこさん:1日に1〜2件ほどです。定期検査もしますし、状態が悪ければモニターをつけたり、症状があれば12誘導を取ったりします。でも、全然分からないんです。
受講前:「どう思う?」と聞かれるのがつらかった
けいた:受講前は、心電図にどんな印象を持っていましたか。
たかこさん:分かるのは、幅の広い心室期外収縮くらいでした。
たかこさん:STが下がっていたら虚血、というイメージはありました。でも、今起きていることなのか、前に起きたことで残っている変化なのかが分からない。今すぐ何とかしないといけない所見なのかが、分からないんです。
けいた:そこで緊急の連絡をするべきか、しなくていいのかを判断できないのは、きついですよね。
たかこさん:ちょっとしたSTの下がり具合を先生に見てもらうと、毎回「どう思う?」と意見を求められるんです。それが本当につらくて。分からないんですよ。
けいた:最近はどうですか。
たかこさん:聞かれないです。もう答えられないものだと、全員が思っているので。
本もセミナーも試したけれど
たかこさん:参加費1万2000円の1日セミナーにも、何度か行きました。でも、その日は何となく分かった気になるんです。本もたくさん買いました。でも覚えられないし、分からないときに聞く人がいない。結局答えにたどり着かないので、分からないことが分からないまま、放置されてしまって。
けいた:聞ける人は、もともといなかったんですか。
たかこさん:もともといないです。大きい病院や循環器の病院なら、検査技師さんや先生に「この波形どうですか」と聞けますよね。でもクリニックなので、詳しい技師さんはいないんです。
きっかけ:1日ずつ進む形なら続けられると思った
たかこさん:最初は心エコーを勉強しようとしたんですが、よく分からなくて。SNSで調べていたら、けいた先生の「100日後に心電図が読めるナース」の投稿が出てきました。そっちのほうが分かりやすくて、面白かったんです。毎日少しずつ、新しい波形を教えてくれるので。
けいた:心電図CAMPを選んでくれた一番の理由は何でしたか。
たかこさん:1日ずつ進んでいくことです。1日ずつなら覚えられるんじゃないか、続けやすいんじゃないかと思いました。
けいた:実際に、1日ずつ進めて完走できましたか。
たかこさん:完走しました。今も、分からないところの復習に何回も使っています。
本棚の本が使えるようになった
たかこさん:『心電図パーフェクトマニュアル』を、だいぶ前に買っていました。帯が挟まったまま、新品の状態で本棚に置いてあったんです。けいた先生が愛用している本として紹介していたので、せっかく持っているし一緒に使おうと思いました。
たかこさん:今は、1日ごとの単元に合わせて本も開いています。先生が動画で話している内容を本に書き写して、単元ごとに付箋を貼って、あとで見返せるようにしています。
けいた:めっちゃいい使い方ですね。あの本は難しいですけど、講座で心電図の土台を作ってから読むと、読みやすくなると思います。
たかこさん:あの本だけ読んでも、たぶん分からないです。先生の説明を書き写して、ようやく分かる感じです。
質問はほぼ毎日していた
けいた:質問をもらったら、なるべくすぐ返すようにしていました。たかこさんとは、たくさんやりとりしましたね。
たかこさん:毎日くらい質問していたと思います。波形が読めるようになっても、心臓がどう影響を受けていて、看護にどう活かせばいいのかは、なかなかつながらないことが多いんです。質問して答えがもらえたことで、現場で活かせることが増えました。
現場で:自分から心電図を取るようになった
けいた:一番変わったと思うところはどこですか。
たかこさん:以前は、不整脈が出て自動血圧計がうまく測れなくなっても、あまり何もしませんでした。取ったところで、自分が読めないからです。よほどのことがない限り、心電図は取りませんでした。今は取るようになって、読めることが少しずつ増えてきました。
たかこさん:自動解析に「WPW症候群」と出たことがあって、「WPWって何?」という話になりました。そのとき、脈が速くなる仕組みを、なんとなくですが周りに話せました。
けいた:学んだことを話せる、ディスカッションできるって、いいですね。
たかこさん:右房負荷と左房負荷、それから左室肥大の話は本当にありがたかったです。勉強したあとに見返すと、ほとんどの方が左室肥大でした。電位がとても低い方もいて、心嚢液がたまっている方もいるので、その影響もあったのかなと、後から考えられるようになりました。
良かったところ:短い単元と、そのあとのテスト
たかこさん:1単元の分量と、内容がきちんとまとまっていることです。短い時間で効率よく学べました。単元が終わったあとのテストも、復習にとても役立ちました。覚えるまで先へ進まないと自分で決めていたので、この単元はまだ覚えられていないからやり直そう、という使い方をしていました。
けいた:正解できるまで繰り返すことは、すすめていました。テストをクリアできないと、結局覚えていないことになるので。
こんな人にすすめたい
けいた:最後に、どんな人に心電図CAMPをすすめたいですか。
たかこさん:心電図に携わる、すべての看護師さんにすすめたいです。
けいた:そんなに言ってくれるんですね。
たかこさん:もっと早くやりたかったくらいです。
けいた:ありがとうございます。今日は貴重なお話をありがとうございました。
心電図CAMPは期間限定・定員制で、次回の募集日はLINEの先行予約に登録した方へ先にお知らせしています。ほかの受講者の方のお話は、受講者の声のページで見られます。




